抜け毛 対策

抜け毛の原因

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髪の問題で悩みたくはないものですが、そもそもなぜ髪が抜けるのでしょうか。

 

頭には同じ毛がずっとあり続けるわけではなく、古い毛が抜け新しい毛が生えてくるサイクルがあります。このサイクルが狂うと、結果的に毛髪の量が少なくなります。毛が抜けること自体は当然で、それを防ぐことはできません。

 

 

男性ホルモンは抜け毛の原因になると考えられています。

 

男性は髪の毛で悩んでいる人が多いですが、これは男性ホルモンが多い人ほど抜け毛になりやすいからだと考えられています。

 

「テストステロン」という男性ホルモンは、5αリダクターゼという酵素によって「デヒドロテストステロン」という物質に変換されます。これが髪の成長を阻害し、髪の毛が早く抜ける原因物質として毛細胞に働きかけているのです。この男性ホルモンによる薄毛の体質は、遺伝するといわれています。

 

 

抜け毛、薄毛にはストレスも大きく関わっています。

 

毛髪を作る毛細胞は血流がよくなければ新しい髪を作るための栄養が行き届かないものですが、ストレスによって全身の血流が悪くなり、髪を作るための栄養が行き届かなくなります。いろいろな悩みを抱えると抜け毛の悩みも抱えることになりますよ。

 

 

不規則な生活やバランスの悪い食生活をしていると、抜け毛も増えます。

 

髪も体もそうですが、健康を維持するためにはバランスの良い栄養摂取が必要です。髪の成長には、たんぱく質、ミネラル、ビタミンなどが必要です。偏った食事は抜け毛の原因です。髪の毛は夜に成長しますから、不規則な生活をしていると、髪の毛の成長を邪魔することになり、抜け毛原因になるわけです。

 

 

アルコールやニコチンも髪の再生に悪影響です。

 

適度なアルコールは血流をよくしますが飲み過ぎは逆効果ですし、タバコは健康だけでなく髪にもよくありません。

 

 

洗髪にもコツがあります。

 

頭皮に爪を立てて強く洗ったり、シャンプーを洗い流しそこねたりすると地肌が痛み、髪にとっては逆効果にもなります。

 

 

ドライヤーもかけすぎは厳禁。カラーリングやパーマも気をつける必要があります。抜け毛原因は色々ありますが、男性ホルモンによる遺伝以外は日々の生活の中で改善できるものでもあります。原因を知ることは解決手段を知る一歩になります。


抜け毛のメカニズム

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頭髪が薄くなる悩みは、当人にとってはかなり深刻なものがあります。髪について知ることで悩みを解消する糸口があるかもしれません。

 

 

髪の毛はどうして生えるのでしょう。髪の毛は頭皮の毛包一つ一つから出ています。頭皮の中にある毛の根元を「毛根」といいます。新しい髪の毛を作るための栄養分は、毛細血管に乗って髪の「毛乳頭」という部分に送られます。「毛乳頭」は毛根の根本にあるふくらんだ部分の中心で、根本の丸い部分は「毛球」と呼ばれています。毛乳頭に届けられた栄養分を使って新しい髪の毛が作られます。これで頭髪のことをひとつ知りましたね。

 

 

髪の毛は常に抜けたり生え替わったりという「成長」「退行」「休止」という3つの状態があり、これを繰り返して「毛周期」というサイクルを形成しています。長くて6年ほど、短くて3年程度で髪の成長期は終わり、ゆっくりと退行期に入ります。退行期は2〜3週間で、退行期が終わると休止期です。休止期の髪は、新しい髪に押し出されるような形で自然に抜けていきます。休止期はつまり、新しい髪を作っている時期なのです。毛乳頭が正常な働きをして栄養をしっかり送り込めば、健康な髪でいられるのです。

 

 

一日に抜ける髪の毛は、男性で100本、女性で150本程度なら、悩む心配はありませんよ。それは休止期を迎えた髪の毛ということになりますから。新しい髪の毛が準備されています。けれど、抜け毛の量があまりにも多すぎる場合はサイクルに狂いが出ている可能性がありますので、対策を立てなければなりません。薄毛にならないようにするには、毛髪のサイクルが狂わないようにすることでしょう。抜け毛悩みを解消するためにも、髪のサイクルとサイクルの狂う原因をしっかり覚えておきましょう。